格安タブレット TECLAST P85T の不具合と対処方法
Amazonで格安タブレット TECLAST P85Tが9500円ほどで売られていたので購入した。
ところが使ってみると、スクショが撮れないという不具合が発覚し、返品、買い直しなどを経て、最終的にはファームウェアアップデートによって解決したが、最初の購入から問題解決まで1ヶ月以上を要してしまった。その顛末を書いておく。
そもそもスマホは使わない主義なので、携帯電話は二つ折りのガラケー(正確にはガラホ)を使っていて、ネット閲覧やメール用にタブレットを持ち歩いている。それはなぜかというと、スマホの小さな画面を見るのはつらいし操作がしにくいということ、それと電話とネットが一緒になっているスマホの通信料金体系がわかりにくく、割高になるような感じがするからだ(もしかしたら最近は格安SIMなどでかなり安いのかもしれないが)。
ぼくにとってタブレットは2年から3年で買い換える消耗品の扱いなので、だいたい1万円~1万3千円程度までのものを買うようにしている。ストレスなくメールができてネットブラウジングができるだけでいいので、それほど高性能なものは必要がないのだ。
タブレットのいちばん大きな問題は、だいたい3年もすれば電池が寿命になることで、多くのタブレットはユーザーが自分で電池交換できるように作られていないので、ここでタブレットを買い換えるか電池交換に出すか、ということになる。電池交換は、交換業者に出すか、メーカーに出すかということになるのだが、電池交換費用は安い業者で最低1万円、国内メーカーに出すと2万~3万円かかる。
またタブレットは持ち歩くので、落として壊してしまうこともある。
そう考えると、平均して2~3年しか使えない消耗品にいくら出せるか?ということになり、ぼくとしては1万円台前半のタブレットを使い捨てるのが妥当だと考えている。
そんなわけで、2024年7月に、それまで使っていたタブレットが壊れてしまい、タッチスクリーンの左側が反応しなくなってしまったので、買い換えを検討したところ、AmazonのタイムセールでTECLASTのP85Tという機種が9500円程度で売られていて、値段的にもスペック的にもよさそうだったので購入した。ケースは金属でできていて塗装もきれいで高級感があり、満足して使っていたが、使い始めて間もなく不具合を発見した。システム機能のスクリーンショットが使えないのだ。
スクリーンショットのボタンをタッチすると、「システムUIが繰り返し停止しています」というエラーが出て、スクショが撮れないばかりか、勝手に再起動してしまう場合すらある。
TECLASTのホームページからサポートにこの問題を報告したところ、ファームウェアのアップデートをするように、という内容の返信が来たので、ファームウェアのダウンロードサイトを見に行ったが、該当製品ID”P3M5”のファームウェアが上がっておらず、そのように指摘すると、何日かしてファームウェアがアップされていた。このときのファームウェアバージョンはROW_V1.01_20240618というもので、これでやっと解決する!!と嬉々としてダウンロードしてアップデートしたが、問題は解決しなかった。バージョンをよくよく見ると、もともと入っていたファームウェアバージョンと同じであった。そこでまたサポートに報告すると、返金に応じるので返品してくれということだった。
この機種はスクショの問題以外は文句はなく、気に入って使っていたし、同じ価格帯の機種がなさそうだったので、できれば直して使いたかったのだが、ひょっとしたら個体の不具合なのかもしれないと淡い期待を抱いて返品し、返金されたので再度同じものを購入したが、まったく同じ不具合が出た。そこでまたサポートに不具合報告と、改善の予定があるのか問い合わせてみたが、返品してくれの一点張で、らちがあかないので、そのうちファームウェアでの改善があるであろう事を期待して、しばらく使っていた。
それから2週間ほど経ったある日、ファームウェアのダウンロードサイトをのぞいたら、新しいファームウェアがアップされていた。バージョンはROW_V1.02_20240724。今度こそ!!と期待を込めてアップデートしてみたら、スクショが撮れるようになった\(^o^)/
そんなわけで、無事にまともに使えるようになったのだった。
ところで、ファームウェアのダウンロードサイトには
ROW_V_x.xx
EEA_V_x.xx
という2種類のファームウェアがアップされていて、何がちがうのかと思ったら、EEAは欧州向けで、ROWがグローバル版らしいのだが、違いはよくわからない。もともとROWが入っていたので、アップデートもROWにした。
ファームウェアアップデートの具体的な方法は、サイトの説明を参照してほしいが、ひとつだけ注意してほしいことは、アップグレードチュートリアルの説明では、ファームウェア書き込み時に”Wipe part”を選択するように書かれており、この通りにやると、すべてのインストールアプリとデータが削除されてしまう。アプリとデータを残してファームウェアだけアップデートするには”Wipe part”ではなく”Keep data”を選ばなければいけないので要注意だ。
今回問題となったスクリーンショットの機能は、おそらく使う人があまり多くはないため見落とされていたのだろうと思うが、ぼくは詰め将棋のアプリで難しい問題があったときにスクショを取っておくようにしていることから、今回の問題に気が付いた。
問題が解決した今はお気に入りのタブレットになりました。ブルーの筐体を選んだので、カバーをピンクにしたら、映えてなかなかよい感じです(^-^)
最近のコメント