趣味

2025年3月31日 (月)

カメラ散歩(2025お花見編)

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1 きょうのレンズはZoom Nikkor 35-70 F3.3-4.5


ことしもいよいよ桜が開花し、東京では昨日3/30に満開になったそうなので、カメラを持って散歩してきました。
きょうは曇りでとても寒く、日中も8度くらいまでしか上がりませんでした。お花見散歩は暖かい日に出かけたかったのですが、明日から数日間雨の予報で、暖かくなる週末まで待ったら桜が散ってしまいそうだったので、きょう出かけてきました。

本日の機材はEOS Mに、Zoom Nikkor35-70です。このレンズは1991年にF3といっしょに購入したものです。
前回はかなりピントが甘くボツになった写真がとても多くてショックだったので、今回はかなり慎重にピント合わせをしました。はたして改善されているでしょうか……

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2 緑道の桃の花
部屋を出てすぐの緑道に桃の花が咲いていました。


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3 中野北口桜並木の桜
幹からちょこっと生えてきた桜の花。


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4 歩道の植え込みのヒナゲシ


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5 新井五差路の桜
この木はソメイヨシノではなく、いつもはソメイヨシノとタイミングが少しずれるのですが、今年は同時に咲いていました。


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6 北野神社の鳥居から
前回は北野神社の梅の花が満開でしたか、今回は梅が終わって桜に交代していました。


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7 北野神社の桜


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8 北野神社のお稲荷さん
きょうもお稲荷さんは参拝客を睥睨していました。



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9 境内側から鳥居方向
鳥居のすぐ近くに見えるひときわピンク色が鮮やかな花は、平成5年に現在の天皇陛下と皇后雅子様のご成婚記念に、「プリンセス雅」という名称が登録された新種の桜の木です。


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10 プリンセス雅


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11 新井薬師の桜


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12 新井薬師のしだれ桜


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13 新井薬師の桃


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14 新井薬師の桜②


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15 プリンセスミヤビ
これは新井五差路にあるプリンセスミヤビというヤマザクラの自然交雑種で、今上天皇陛下と皇后雅子様のご成婚を記念して命名された、と説明されていますが、前出の「プリンセス雅」と同品種なのかわかりません。


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16 歩道のひこばえの桜
桜の木のすぐ横からはえてきたひこばえの桜の花。


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17 中野駅前ビルと桜


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18 近所の緑道のハナニラ
このハナニラは青が鮮やかで、毎年咲くのを楽しみにしています。


というわけで、かなり寒い日でしたが桜とほかの花々を見てきました(^-^)
きょうの写真も帰ってから見ると、前回よりは多少改善されたもののピントの甘い写真が多くて、やっぱりショックでした(^-^;
近眼メガネをかけたままではカメラ背面の液晶がよく見えないので、都度メガネを外してピント合わせしていましたが、あらためてオートフォーカスのありがたさを痛感しました。


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2025年2月28日 (金)

カメラ散歩

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今回はEOS M + Ai Nikkor24mm f2.8

ことし2025年は2月の上旬と中旬にそれぞれ強力で長めの寒気が入り、きのうからようやく暖かくなり始め、きょう2/28は日中14度ほどまで上がるポカポカ陽気でした。そこでカメラを片手に中野の北野神社、新井薬師方面に散歩に行ってきました。去年の9/6以来のEOS M写真記事です。

前回はEOS MにAi Nikkor50mmf1.8で、これをEOS Mに装着すると35mm換算で1.5倍の75mm相当と、やや望遠気味でしたが、今回使ったレンズは24mmなので、EOS Mで35mm換算だと36mmと、広角レンズとなります。
今回もまたマニュアルフォーカスで、前回よりもピント合わせがやりやすいような気がしましたが、帰ってきて見てみるとピントが甘くて、かなりのショックを受けました……(^-^;

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1 出かける前に部屋からベランダの扉を撮った写真


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2 中野駅で見た枯れススキ
最近は野生のススキを見かけないなあ……と思っていましたが、あるところにはあるもんですね。


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3 中野サンプラザと空
中野サンプラザなのかサンプラザ中野なのかときどきわからなくなります。


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4 北野神社の梅①
北野神社の梅はちょうど見頃でした。



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5 北野神社の梅②


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6 北野神社の梅③



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7 北野神社のお稲荷さん


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8 北野神社の梅④



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9 ひょうたん池
きょうは水が澄んでいました。あたたかい季節には釣り人で賑わいます。


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10 ひょうたん池の椿


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11 新井薬師(梅照院)のしだれ梅①
しだれ梅もちょうど見頃でした。



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12 新井薬師(梅照院)のしだれ梅②


あたたかくなってくると出かけたくなりますね。次回は桜が咲く頃にまたEOS Mを持って出かけたいと思います。次はどのレンズにしようかな……

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2024年12月31日 (火)

ウラギンシジミの日向ぼっこ

きょうは2024年の大晦日です。
しかもきょうは今月2度目の新月で、同月2度目の満月を指す「ブルームーン」ほど知られていませんが、「ブラックムーン」と呼ばれることもあるそうです。次に大晦日がブラックムーンとなるのは19年後の2043年。遠い未来です。

きょうは日中13度ほどまで気温が上がってポカポカ陽気でした。昼過ぎに高円寺天祖神社に年越しの大祓の人形を預けに行って、帰り道で蝶が飛んでいたので見ていたら、陽の当たる路面に止まって日光浴を始めました。近づいてよく見るとウラギンシジミのメスでした(^-^)

ウラギンシジミは、シジミとはいうものの他のシジミチョウとは異なる特徴を持った蝶で、シジミチョウ科ではなくウラギンシジミ科に分類するべきだという議論が、ぼくが知る限り50年くらい前から続いています。ウラギンシジミは、子供の頃、秋が深まって、なったまま熟れた柿の汁を吸いに集ってくるところを捕まえた記憶があるので、晩秋に発生する蝶だと思い込んでいましたが、実際は5月から10月くらいに発生する蝶で、越冬した成虫が春に見られることもあってほぼ一年中生息している蝶のようです。

2024年もよい年でした(^-^)
ことしはSSDAC基板を応用してレコード再生用のRIAAイコライザを実装し、とくに12月になってからRIAAイコライザをIIRとFIRで実装して聴き比べができたのが印象的でした。アナログレコードはまた人気が出てきているようで新譜も出ているようですね。また世界的に見て日本は音楽売上げに占めるCDの割合がとても高く、これは音質の点から喜ばしいことだと思います。

ことしお会いできたみなさまへ。
ことしも大変お世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

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写真1.きょう2024年大晦日に目撃したウラギンシジミ(メス)


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写真2.2019年2月7日に目撃した越冬中のウラギンシジミ

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2024年9月 6日 (金)

EOS MとAi Nikkor 50mm f1.8

 2012年に購入したEOS Mを久しぶりに引っぱり出して、さらに30年近く前に買ったAi Nikkor 50mm f1.8を装着して、散歩がてら街の写真を撮ってきた。
ネットで誰か(おそらくプロの写真家の方)が、今のデジカメに昔のレンズを付けて撮るのがなかなか良いとつぶやいていらしたので、なるほどと思い真似してみたのだ。

なぜEOSにNikkorなのかというと、もともとフィルム時代はNikon F3ユーザーで、レンズも数本もっていたのだが、懸賞でEOS M用のタムロンズームレンズが当選したので、そのレンズ用にEOS Mを買ったというのが事の経緯だ。とはいえ、サブ機として頂き物のCANONのAE-1と数本のレンズももっていて、どちらかといえばAE-1に使っていたレンズをEOSにつける方が筋が通っているように思うが、F3用の50-200mmのズームをもっていて、これとテレコンとEOS Mで月の写真を撮ってみたいと思い、EFレンズとAi Nikkorのアダプタを買ってもっていたからだ。

そういうわけで、EOS MにNikkorを装着するとこんな感じになる。

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写真1.Ai Nikkor 50mm f1.8を装着したEOS M

この通り、レンズの存在感がすごい(^-^;
EOS Mがとてもコンパクトなのが際立つ。

出かける前に、部屋の中やベランダでテスト撮影してみた。

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写真2.ペン立て

Kitchen
写真3.キッチン

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写真4.あさがお

まったくなんでもないペン立てやキッチンも、良い機材で撮るとなんだかドラマチックな感じがする(^-^)

35mmカメラでの50mmレンズは、APS-CサイズのEOS Mでは1.5倍の75mm相当になるので、ふだん広角のコンデジに慣れているとずいぶん望遠気味な印象になる。ズームで調整はできないので、足で距離を調整するしかない。

どうやら写真はちゃんと撮れるようなので、街に出てみた。


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写真5.日影の百日紅


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写真6.ヤブカラシ


Hibiscus
写真7.ハイビスカス


これらは近所の図書館までの道で見た光景だ。オートフォーカスが使えないのでマニュアルでピント合わせをするのだが、外の明るさでカメラの液晶を見てピントを合わせるのはなかなか難しい。老眼なのでなおさらだ(^-^;
全体的にピントが甘めになってしまった……
でも、ピントを合わせて、バシャン!!とシャッターを切ると、そうそう!こういう感じだった!!という思いがよみがえる(^-^)


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写真8.図書館の建物


Komorebi
写真9.木漏れ日


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写真10.ハイビスカス2


そういうわけで、図書館まで散歩して写真を撮って帰ってきた。
機材が良いとずいぶんドラマチックに撮れるものだ。

でも実際に目で見る光景こそがドラマそのものである、というのが真実なので、
見慣れた光景にも注意を向けて、いつも何かを感じ取れるように過ごしていけたらいいなあ、と思います。


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2024年6月 6日 (木)

トランジスタ技術7月号 記事掲載のお知らせ

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6月10日発売のトランジスタ技術7月号別冊付録 「使えるはんだ付け 小型&チップ部品対応」 に私が書いたインタビュー記事が掲載されます(^-^)
これはトラ技ジュニア2018年5月号「宇宙に届け! 日本のはんだ付け技術 」の再掲です。

2018年に、NECスペーステクノロジー社の宇宙機器専門はんだ付け職人、斎藤克摩氏にご協力いただいて、宇宙機器のはんだ付け技術について取材し、記事を書かせていただきました。

NECスペーステクノロジー社はJR南武線西府駅からすぐの、NEC府中事業所内にある、人工衛星やロケットなどの宇宙機器を専門に扱う会社で、開発から販売まですべてのサービスを行っている会社です。


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記事はこんな感じです。

取材に行ったNECの事業所がある西府駅前には御嶽塚古墳があって、いきなり興味をそそられます。御嶽塚古墳の建設は6世紀前半と言われています。

取材に行った2018年からもう6年経って、ことしはH3ロケットの打ち上げが成功しましたね。トランジスタ技術本紙は「月面探査に学ぶ自律走行ロボット」を特集しています。

ぜひぜひお読みくださいね!!


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2024年3月10日 (日)

ツミ(雀鷹 )の幼鳥

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朝の散歩をしていたら見慣れない鳥が木に止まっていたので写真を撮ってきた。
帰ってからネットで調べると、どうやら猛禽類の”ツミ”という鳥の幼鳥らしい。
東京では絶滅危惧種に指定されているが、明治神宮や石神井公園では観察される鳥だそうだ。

ただ、東京ではおおむね4月ごろに抱卵、5月に育雛、6月に巣立ちということらしいので、まだ冬のようにさむいきょう3/10に中野区内の市街地になぜ幼鳥がいたのか謎だ。迷子かな?

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2022年10月 1日 (土)

東京の生き物 ~蝶類編~

前回は初めてカワセミを見て感動し、東京の生き物 ~鳥類編~を書いた。
今回は東京で見た蝶を記録しておこうと思う。

・モンシロチョウ
・スジグロシロチョウ
・キタキチョウ
・モンキチョウ
・ツマキチョウ
※ツマキチョウは2年前に中野の緑道で、生まれて初めて見て感激しました。

・ヤマトシジミ
・ルリシジミ
・ウラナミシジミ
・ベニシジミ
・ウラギンシジミ

・ヒメアカタテハ
・ルリタテハ
・テングチョウ
・ツマグロヒョウモン
※ツマグロヒョウモンは今ではよく見る蝶ですが、初めて目撃したのは2002年頃で、カバマダラかと思ってぎょっとした記憶があります。

・アカボシゴマダラ
※アカボシゴマダラも最近はよく見られますが、初めて目撃したのはたしか2005年頃で、明治神宮でした。アサギマダラかと思ってびっくりして追いかけて観察したらアカボシゴマダラでした。

・ヒメジャノメ
・サトキマダラヒカゲ

・チャバネセセリ
・キマダラセセリ
・ダイミョウセセリ

・アゲハ
・キアゲハ
・クロアゲハ
・アオスジアゲハ

東京都内でもこれくらいの蝶は見つけることができます。
自由研究には事欠かないと思うのだが、東京の子供たちは興味がないのかな?

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2022年7月 5日 (火)

【夏休み特別企画】自作FMラジオでBCL!!

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写真1.NACK5のベリカード

2022/8/10
業務提携している家庭教師の俵屋さんがこのラジオの製作記事を書いてくださいました(^-^)
プロ家庭教師 俵屋の日記


以前このブログにFMラジオの製作記事を掲載しましたが、今回はそのFMラジオを使ってBCLを行い、放送局よりベリカードをいただきました\(^o^)/

BCLはBloadCast Listeningの略で、つまり放送を聞くことなのですが、具体的には放送局に対して受信報告書というレポートを提出して、受信証明としてベリカード(Verification Card)をもらいます。
1970年代~80年代にかけて、BCLは大ブームとなり、家電各社は競うようにBCL用のラジオを発売し、BCLファンは日夜世界中のラジオを受信し、ベリカードを集めたものでした。
当時のBCLは、短波放送が主なターゲットで、入門者は、まずは通常のAMラジオで、国内のラジオ局のベリカードを集め、次に国内のAMラジオ帯で受信可能な海外放送をターゲットにしました。AMラジオでの受信をし尽くしてしまったら、いよいよ短波ラジオを入手して、世界中のラジオ局に挑戦する、といった具合でした。
当時、FM放送に対して受信報告書を提出するという話はあまり聞いたことがありませんでした。

それから時は流れて、今は2022年。あと数年でAMラジオはほとんど全滅しそうな状況になっています。あの当時だれがそんなことを想像できたでしょうか。
これまでAMで放送していた国内各局は、あと数年でNHKを除くほとんどの局が次々とFMへと移行し、AMの放送を停止します。これは何を意味するかというと、社会インフラの1つとしてのラジオ放送が、大きく姿を変えようとしている、ということです。

社会インフラとしてラジオを考えたときに、その重要な役割に、非常時の情報伝達があります。
従来はAM放送とFM放送という選択肢があり、それぞれ一長一短がありました。たとえば、AMでは長距離の伝達ができましたが、FMでは見通し範囲(高々数十キロ)であるとか、音質やノイズにはFMが強い、建物の中で聞くにはFMのほうが受信しやすい、などそれぞれに特徴があり、状況によってどちらかを選択するということが可能でした。
これからはFMが主流となるため、非常時にFM放送のみでどのような情報伝達ができ、どのような問題が出るのかを考えておく必要があります。

このような状況下では、今一度ラジオを見直し、FM放送での情報伝達に対して、いちど確認作業をしておくことが重要で、そのためにBCLを通じて受信確認をすることは、リスナーにとっても放送局側にとっても有益であると考えます。

もちろん、そんな難しいことを考えずに、ただベリカードをコレクションしたい!!ということでもOKです(^-^)

それでは、BCLのやりかた、つまり受信報告書を作成して、ベリカードをもらうまでの手順を説明します。

①受信報告書を書く
受信報告書は、まちがいなくあなたの放送局の番組を聴きました、という証明と、受信状態を報告するものです。あとで記載例を紹介しますが、その中で少しだけ技術的な内容なのがSINPOコードです。
SINPOコードは受信状態を示すコードで、次の5項目を、耳で聴いた感じでいいので1~5の5段階で評価します。

Signal Strength …………………信号強度
Interference……………… ………混信
Noise …………………………………ノイズ
Propagation Disturbance……伝播障害
Overall Rating…………………… 総合評価

以上の5項目の頭文字をとって”SINPO”です。
各項目の詳細は以下の通りです。

・信号強度:受信電波の強さ。シグナルメーターがなければ主観的に決めてよい。
・混信:複数の放送が混信していないか。FMの場合は混信は起こらないので、通常は”5”となる。
・ノイズ:受信音に雑音がのっていないか。
・伝播障害:ビルや山、鉄塔などによって受信に障害が出ていないか。具体的には音や雑音が周期的に変化するなど。
・総合評価:受信品質の総合評価。

【例】非常に電波が強くまったく問題がない場合
SINPO = 55555

【例】電波が弱めで、若干ノイズがのる場合
SINPO = 35453

受信報告書の例を図1に示します。
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図1.受信報告書の例

受信報告書のひな型(WORD)


受信報告書は、上で説明したSINPOコード以外はそれほど難しいところはないと思います。

②受信報告書の送り方
作成した受信報告書は、受信対象の放送局宛てに封書で郵送します。
・ベリカードを送ってもらうための切手(63円)を同封します。

③カードコレクション
今回ゲットしたベリカードの中からいくつかを紹介します。

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※ NHKのFM放送各局は、ベリカードの発行は行っていないそうです。


いかがでしたか。
これまであまり行われてこなかった、FM放送局のベリカード集めに挑戦してみてはいかがでしょうか。
夏休みの自由研究にもご活用ください(^-^)

関連記事
RDA5807MとPICマイコンによるFMラジオ


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2019年12月19日 (木)

CDプレーヤーCD-P4500の修理

入社して間もない頃に社員販売で2万円ほどで購入したCDプレーヤCD-P4500(1991年発売)をかれこれ27年ほど使っている。最近は、音楽CDはすべてリッピングしてパソコンから再生するのでCDプレーヤの出番は少ないのだが、目覚ましにタイマー再生をしたり、朝、ヨガ用の音楽をかけるのに使っている。

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図1.27年使っているCD-P4500

この頃の設計はCD-Rを再生することは考えていなかったから、いつだったかCD-Rの再生が安定するように、光ピックアップのLDパワーを少し大きめに調整し直した経緯がある。もちろん個人では光パワーメータもサーボアナライザももっていないので、光パワーは確実にCD-Rにサーボがかかるパワーまで上げ、そうなるとサーボゲインが少し過剰な感じになるのでサーボゲインはアクチュエータの動作音(サーボがかかると「シュー」という音がする)を聞きながら適当なところに調整した。ずいぶんいいかげんだがそれでこれまで使ってきた。

ところがここ1年ほど、ディスクを入れると、ディスクが認識されずにディスクトレイ排出、という動作になってしまい、再生ができなくなってしまった。時々なにかの拍子に再生ができることもあった。これは普通の音楽CDでもCD-Rでも起こった。

現象としては、ディスクを入れると、しばらく「ウーン」と唸ったあと、ディスクを認識せずにディスクを排出する。

そろそろピックアップのレーザーがへたってきたのかと思い、開けてレーザーを強めに調整してみたが、認識しない。よくよく観察してみると、「ウーン」と唸っているのはディスクトレイを引き込むためのモーターだ。ということはそもそもローディングが完了しないため、サーボ動作に移れていないようだ。試しに「ウーン」となっているところで、メカユニットをディスク方向に指で少し押してやると、ローディングが完結して再生できた。

この機種は、メカユニット(ピックアップとピックアップのラジアル送りメカ、およびスピンドルモーターをセットにしたメカ)を薄い板バネで片持ち状態に設置しておいて、ディスクトレイを引き込むと、モーターでメカユニットをディスク方向に持ち上げて、スピンドルにディスクを装着するようになってる。ところが、このメカユニットを持ち上げるためのモーターがへたってきたらしく、最後のディスク装着が完了できない。この最後のディスク装着のタイミングで指でちょっと押してやるとうまく動作するので、ほんの数グラムの力でいいので、メカユニットをディスク方向に押してやればよさそうだ。なにかうまい方法はないかあれこれ考えたが、ばねを追加するような方法は非常に難しい。

そこで、メカユニットを片持ちしている板バネを、少しだけディスク方向に折り曲げてみた。

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図2.メカユニットを片持ちしている板バネ

 

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図3.板バネをディスク方向(赤矢印方向)に少し曲げる(写真は曲げた後。本来はまっすぐ。)

 

するとしめたもので、ディスクが装着され、再生できるようになった。めでたしめでたし(^-^)

それにしても2万円ちょっとで買ったCDプレーヤーを27年使って、動かなくなったらまた治して使うというのはいかがなものか。これではメーカーも商売にならない。ソ○ータイマーとか、あるいはインク商売でもやらないととてもじゃないがやっていけないだろう。ものを作るエンジニアとして考えさせられる……

 

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2019年9月 4日 (水)

ジャケ買いが失敗する理由

バンドの友だちが打ち合わせに来て、将来アルバムを出すときにどんなジャケットにしようか?という話になった。

そういえば、DJを10年ほどやっていて、ジャケ買いがことごとく失敗する理由がわかったよ。

 

どうして失敗するかというと、

○アルバムの出来が良い場合

①おお、すばらしくいい内容のアルバムができた!

②これはもう内容で勝負できるので、ジャケットはテキトーな集合写真か幾何学模様かなんかでいいや。

 

●アルバムの出来がわるい場合

①うーんどうも今回のアルバムは内容がいまいちだな。

②でも売れないと困るし……

③なんとかジャケットで気をひくようにして、できるだけ売りたい!

 

というわけで、売り手のジャケ買い戦略にまんまと引っかかっているのだ。

だとすれば、できるだけ地味で気を引かないジャケットで買う「逆ジャケ買い」してみるといいかもしれない。

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