マウスの修理
写真1.マウスのホイール用のロータリーエンコーダ(分解)
使い慣れたマウスのスクロールホイールの動作がおかしくなってしまった。
これは接触式のロータリーエンコーダーを使ったものではいずれ必ず発生する不具合で、エンコーダーの摺動子が接触する本体の接触面がすり減って、徐々に接触がわるくなることで発生する。
写真1はそのマウスから外したロータリーエンコーダーを分解したもの。
右上は本体カバー、左上はクリック感を出すためのパーツで、接触不良とは関係がない。
左下が摺動子が付いたロータリー部、右下は摺動子を受ける接触面が付いた本体だ。
写真2.摺動子と本体接触面の拡大写真
写真2は摺動子と本体の接触面を拡大したもので、本体の接触面には摺動子が走ったところがワダチになっているのがわかる。
写真3.ワダチの拡大写真
写真3は接触面のワダチの拡大写真で、接触面の銅箔がすり減って、明らかに低くなってしまっている。
もしかしたら、摺動子を少しめくりあげて接触圧をあげてやれば直るかもしれないが、銅箔が摩耗してなくなってしまうのも時間の問題なので、手持ちのロータリーエンコーダーに交換することにした。
写真4.交換用のロータリーエンコーダー
写真4は、摩耗したロータリーエンコーダーと、部品箱に入っていた新品のロータリーエンコーダー。
右の新品は、フレームと足を切り詰めれば元のものと同サイズなので、フレームと足を切って交換した。
今回交換したロータリーエンコーダーは以前Amazonで買ったもので、高さ別に数種類あるようだが、今回は基板直付けではなくリード線で接続するタイプだったのでフレームと足を切って使用した。写真5はAmazonで販売しているロータリーエンコーダー。
写真5.Amazonで売っているロータリーエンコーダー
結果、マウスは元通り快適に使えるようになりました(^-^)
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