温度調整付きはんだごて
激安ネットショップのaliではんだごてを買ってみた。液晶表示温度調整付き80W品がおよそ800円だ。相変わらず安い。
110VのUSプラグを注文したが、届いてみるとACプラグの片側が幅広で、コンセントに入らない。そこで、以前同じくaliで購入したリューターでコンセントに入る幅まで削ったところ、無事に使えるようになった。
図1.先端が太いUSプラグをリューターで削る
無事に使えるようになって液晶に設定温度が表示された。ただ表示温度はどの程度あっているかまったくわからないので、測定用の熱電対温度計を同じくaliに手配中だ。
図2.無事に使えるようになって、設定温度も表示されている
気に入ったので、違う形状のこて先をつけて使うことを考えて、もう一本こんどは色違いの黒で注文してみた。ところが届いてみると同じ赤色の上にしかも220VのEURプラグ(いわゆるブタ鼻)で、これでは使えないのでaliにはdisputeを申入れて、無事に返金された。
図3.送られてきた220Vはんだごて
使えないものを持っていてもしょうがないが、ただ捨てるのもつまらないので、分解してみることにした。おそらく内部のどこかをちょっと替えてやれば100Vで使えるようになるのではないか。たぶんジャンパーチップかなにかで切り替えられるようになっているんじゃないかな。
液晶の化粧パネルをはがすとネジが2箇所ついているので、これを外すとバラすことができる。
図4.液晶化粧パネル裏にネジが隠されている
図5.110V品と220V品の分解比較。右の方についている抵抗R1が違うように見えるが測定すると同じ100Ωだった
110V品と今回まちがって送られてきたブタ鼻の220V品の中の制御基板はまったく同じで、切り替えのための部品やジャンパなどはついていない。ということは100V入れてやれば使えるということか。
左についているのは液晶の配線が多数出ているのでマイコンのようだ。そして右側の三本足がパワー制御のデバイスのようだ。サイリスタかFETのどちらかだと思うのだが、残念ながらネットではヒットしなかった。こんど時間があるときに動作を見てみたい。
図6.引き出しにあったテキトーなACプラグケーブルに付け替えた
100Vのプラグケーブルに付け替えたら、何の問題もなく使えるようになった。
めでたしめでたし(^-^)
それにしても100~220Vまでの入力範囲でトランスも使わずにマイコン動かして温度調整コテを構成するってすごいね(@_@)
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