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2015年2月14日 (土)

アルカリは使うな

フェイスブックからの転載記事です。
なにか書きたいことがあるとき、このブログに書くかフェイスブックに書くかいつも迷うのですが、今後はあまり考えないで相互に転載することにします。


【アルカリは使うな】
新連載「きょうのひとこと」です。
 
みなさんは電池の液漏れで電気製品をだめにしてしまったことがないでしょうか。たぶん一度や二度ではないという人が多いのではないかと思います。
 
電池の液漏れはそのほとんどがアルカリ電池の長期使用によって起こります。これは専門的には過放電による内部ガス圧の上昇による液漏れということになるのですが、アルカリ電池を微小な電流で数ヶ月から数年の長期にわたって使用した場合に非常に起こりやすくなります。ですからたとえば、リモコン、時計、デジタル秤、体重計などはアルカリ電池を入れて使っているとかなりの高確率で液漏れしてダメにしてしまいます。
 
最近はコンビニや家電量販店でも、充電できないタイプの乾電池はほとんどアルカリしか扱っておらず、マンガン乾電池(昔ながらの赤や黒の乾電池)はあまり見かけなくなりました。上に書いたような長期にわたるような使い方ならマンガン乾電池であればほとんど液漏れの事故は起こりません。しかしながら入手困難です。ではどうしたらいいでしょうか?

最近のおすすめはエネループに代表される長期保存可能なニッケル水素電池(充電池)です。従来、ニッケル水素電池は自己放電(使っていないのにどんどん電気を内部で消耗してしまう)が起こりやすいという欠点があり、1~2ヶ月程度でカラになってしまうため、時計やリモコンなど長期用途には不向きでした。ところがエネループはその弱点を克服し、一年放置でも8割程度の残量を保つようになりました。
 
エネループなどのブランド製ニッケル水素電池に割高感を感じる場合は、100円ショップの充電地でもアルカリ電池よりは液漏れ事故ははるかに少ないと思います。ただし、100円充電池は急速充電や継ぎ足し充電には弱いといううわさがありますので、使用する場合は同じく100円ショップで販売されている低速充電器で使用することをおすすめします。
 
アルカリ電池の名誉のために、アルカリ電池が向いてる用途を紹介しておきます。アルカリ電池が得意とするのは比較的大電流での用途です。数時間から数日で使い切るような用途、たとえば電気シェーバー、デジカメ、電動式のおもちゃ、ラジカセなどに適しています。
ただ、やはり使い捨ての電池は捨てるのも面倒ですし、長期的には不経済ですから、上で紹介したような充電池の使用をおすすめします。

最後にエネループなどのニッケル水素電池の使い方のコツですが、かならず使い切ってから充電することで長く快適に使うことができます。これはケータイ、スマホ、ノートパソコンに代表されるリチウムイオン電池とは真逆の使い方ですが、そのお話は次の機会に。

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