オーディオプレーヤー ibasso DX50
従来からipod classic 160GBを使っていましたが、非圧縮のWAVフォーマットでサルサを入れるとおよそ3200曲しか入らないため、手持ちの音源が全部入らず不便でした。
容量と曲数の関係ですが、だいたい5分の曲で50MBだと思っておけばいいので、
160GB / 0.05GB = 3200
なので、まあだいたいそんなもんです。
さて購入したのは中国のibassoというメーカーのDX50というもの。
今回の一番の目的は容量不足解消です。
このプレーヤーの特徴は、microSDXCメモリーが使用可能で、規格上限の2TBまでサポートしている点です。2TBといえば2000GBですから40000曲の収録が可能です。
とはいえ、現在microSDXCで入手可能な最大容量は128GBなので、それ以上の容量はmicroSDXCが発売されるのを待つしかないということになります。ちなみにフルサイズのSDXCであれば256GBまで出ているようです。
まてよ、もともと160GBで足りないといっていたので、128GBでは意味ないのでは?
それがこの製品の第2の特徴で、USB OTGをサポートしています。
OTGはorgとは違います。OTGはON THE GOという規格で、USB機器が直結で使用できる規格です。今回の場合はUSBメモリーが使えるということなのです。
こんな感じになります。SSDやHDDは使えません。(電源が供給できないため)
USBメモリーは現在256GBが最安で10000円ちょっとで買えます。
今回はmicroSDXCの128GBを入れて、さらに内臓メモリーが8GBありますから、しめて
392GB!
これだけあれば7840曲入りますから、当面はなんとかなるということです。
さて気になるお値段ですが、まず本体は国内はもとよりamazonでも売っていないので、ibassoのサイトから直接購入ということになります。今回は送料込みで255ドルでしたので、2万6000円くらいですね。
サイトでPayPalで決済したら、DHLで最速5日程度で送られてきます。
microSDXCの128GBはアマゾンで購入しました。11500円。
microSDXC 128GB SanDisk サンディスク 30MB/秒 CLASS10 並行輸入品
これはヨド○シなどで買おうとすると3万円近くしたりするので注意が必要です。
外付けの256GB USBメモリーは秋葉原のあきばおーが今回最安で、税込10584円。
しめて総額およそ4万8000円でした。
さて音質ですが、従来のipodと比べてまったく遜色ありません。というかむしろ音質は良いように感じます。
もっとも新しく買った機材は良く感じるのが普通ですから、簡易的に評価してみました。
1KHz 0dBのsin波のWAVファイルを再生、これを0.75Vで出力し、それをパソコンで取り込みおなじみのWaveSpectraでFFTにかけて評価しました。
0.75Vなのはipodの出力がそうだったためです。
図1.ipod Classic測定データ
図2.ibasso DX50測定データ
表1.測定結果
まず、図1、図2を比較すると、ibassoのほうが2次、3次高調波が若干低いことがわかります。
表1の測定結果を見ると、ひずみ率がipod 0.0037%、DX50 0.0020%と違いが見て取れます。またS/N比においてもDX50が若干優れています。
ちなみに表の上の方は以前測定したサウンドカードの特性で、上から6つ目のTOPAZはDACにPCM1792を使用しており、これは業界最高峰ともいわれているチップです。
いちばん上はいつもカレーサルサで使用しているサウンドカードで、AK4396も定評あるDACです。ひずみが少なく、とても澄んだ音がするので気に入っています。
というわけで、今回の買物はおおむね満足のいくものでした。
もうかなり前から、ipodの容量不足には困っていて、SDXC対応のPCMレコーダーで容量が青天井(2TBまで)のものがでたら買うつもりだったのですが、なぜか国内で入手可能なものはすべてSDXCの対応が64GBまでなので選択肢がありませんでした。
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