ヘッドホン更新
いままで使ってきたオーディオテクニカのDJヘッドホンATH-PRO700が、ヘッドバンドのスライダー部が割れてガタガタになってしまった。プレイ中はほとんど片耳しか使わないのでそれほど問題はないのだが、思い切って買い替えることにした。
思えばこの迷彩色の限定品ヘッドホンを買ったのは2006年ごろだったと思う。
このヘッドホンはDJ用の中でももっともヘビーデューティーな仕様だった。
ぼくがDJを始めたのは2009年だから、これを買ったころはDJをやるようになるとは夢にも思っていなかった。では何のためにこのヘッドホンを買ったのかというと、エレピ用であった。
ヘッドホンを挿したままそれを忘れてピアノを弾いて、音が出ないのでボリュームを無造作に上げたらヘッドホンを壊してしまったので、めったなことでは壊れなさそうな堅牢なヘッドホンを探しに行ったらたまたま目に留まったのがこのDJヘッドホンだった。
以来ピアノに挿しっぱなしになっていたのだが、2009年に思いがけずDJをやることになったため、このヘッドホン本来の正当な使い道に起用されたのだった。
このヘッドホンは思いどおり非常にヘビーデューティーで、ピアノの音量を最大にしようがCDJのボリュームを最大にしようがビクともしない。音圧も高く音もよくて、重厚な重低音も出る。難を言えば、大きいのでかさばるのと側圧が高めでパッドが耳たぶの上にくるので長時間使用していると耳が痛くなること。
さていままでお世話になったこのヘッドホンにお礼を言って、輪廻のかなたに旅立ってもらおうと思ったのだが、ふと、片耳専用にしたらどうかと思ってバラしてみた。
なかなかよろしい。
プレイ中は片耳しか使わないし、なによりカバンに入れても邪魔にならないのがいい。
やっぱりまだお世話になりそうだ。
あたらしく買ったパイオニアのHDJ-1500と片耳になって たそがれるATH-PRO700。
そういうわけで実用上は片耳のATHを、ビジュアル的にかっこつけたいときはパイオニアを使用することに決定。
最後にスペックの比較を書いておく。
思えばこの迷彩色の限定品ヘッドホンを買ったのは2006年ごろだったと思う。
このヘッドホンはDJ用の中でももっともヘビーデューティーな仕様だった。
ぼくがDJを始めたのは2009年だから、これを買ったころはDJをやるようになるとは夢にも思っていなかった。では何のためにこのヘッドホンを買ったのかというと、エレピ用であった。
ヘッドホンを挿したままそれを忘れてピアノを弾いて、音が出ないのでボリュームを無造作に上げたらヘッドホンを壊してしまったので、めったなことでは壊れなさそうな堅牢なヘッドホンを探しに行ったらたまたま目に留まったのがこのDJヘッドホンだった。
以来ピアノに挿しっぱなしになっていたのだが、2009年に思いがけずDJをやることになったため、このヘッドホン本来の正当な使い道に起用されたのだった。
このヘッドホンは思いどおり非常にヘビーデューティーで、ピアノの音量を最大にしようがCDJのボリュームを最大にしようがビクともしない。音圧も高く音もよくて、重厚な重低音も出る。難を言えば、大きいのでかさばるのと側圧が高めでパッドが耳たぶの上にくるので長時間使用していると耳が痛くなること。
さていままでお世話になったこのヘッドホンにお礼を言って、輪廻のかなたに旅立ってもらおうと思ったのだが、ふと、片耳専用にしたらどうかと思ってバラしてみた。
なかなかよろしい。
プレイ中は片耳しか使わないし、なによりカバンに入れても邪魔にならないのがいい。
やっぱりまだお世話になりそうだ。
あたらしく買ったパイオニアのHDJ-1500と片耳になって たそがれるATH-PRO700。
そういうわけで実用上は片耳のATHを、ビジュアル的にかっこつけたいときはパイオニアを使用することに決定。
最後にスペックの比較を書いておく。
【ATH-PRO700】 【HDJ-1500】
音圧レベル 105dB/mW 108dB/mW
耐入力 3500mW 3500mW
周波数特性 5-33000Hz 5-30000Hz
DJ用のヘッドホンを選ぶうえで重要なスペックはおおむね上の3項目で、まずは音圧レベル。
これは同じ入力に対してどれくらい大きな音が出るかということで、最近はPCDJをやる場合が多く、ノートPCのヘッドホン出力を使うことが多い。ノートPCのヘッドホン出力では場合によっては出力が不足することがあるため、大きければ大きいほど良い。
今回買ったHDJ-1500の108dBという値は、並居るDJヘッドホンの中でもおそらく最大レベルだ。
現場では大音量で音楽が流れる中で、ヘッドホンを使って選曲していくわけなので、ヘッドホンの音が聞き取れなければ仕事ができない。個人的な印象では、最低でも102dBは欲しいところだ。
次に耐入力。これはなにか事故や不注意で大音量を入れてしまったときに壊さないということで重要なスペックだ。3500mWというのはこれも最大レベルだと思う。最低でも1000mWくらいは欲しいところ。
最後に周波数特性は可聴周波数の20-20000をクリアしていればさほど問題はないが、下が低いほうが重低音が聞こえるので、現場では使いやすいかもしれない。
ヘッドホンの購入を考えている人は参考にしてほしい。
音圧レベル 105dB/mW 108dB/mW
耐入力 3500mW 3500mW
周波数特性 5-33000Hz 5-30000Hz
DJ用のヘッドホンを選ぶうえで重要なスペックはおおむね上の3項目で、まずは音圧レベル。
これは同じ入力に対してどれくらい大きな音が出るかということで、最近はPCDJをやる場合が多く、ノートPCのヘッドホン出力を使うことが多い。ノートPCのヘッドホン出力では場合によっては出力が不足することがあるため、大きければ大きいほど良い。
今回買ったHDJ-1500の108dBという値は、並居るDJヘッドホンの中でもおそらく最大レベルだ。
現場では大音量で音楽が流れる中で、ヘッドホンを使って選曲していくわけなので、ヘッドホンの音が聞き取れなければ仕事ができない。個人的な印象では、最低でも102dBは欲しいところだ。
次に耐入力。これはなにか事故や不注意で大音量を入れてしまったときに壊さないということで重要なスペックだ。3500mWというのはこれも最大レベルだと思う。最低でも1000mWくらいは欲しいところ。
最後に周波数特性は可聴周波数の20-20000をクリアしていればさほど問題はないが、下が低いほうが重低音が聞こえるので、現場では使いやすいかもしれない。
ヘッドホンの購入を考えている人は参考にしてほしい。
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コメント
インピーダンスについてなにかコメントいただけるとありがたいです。
投稿: Category6 | 2014年1月12日 (日) 23時34分
インピーダンスの何オームという数字が高いとどうなのか、低いとどうなのか、についてです。よろしくお願いいたします。
投稿: Category6 | 2014年1月12日 (日) 23時35分
さっそくのご質問ありがとうございます。
インピーダンスは同じ入力電圧で比べた場合の入力電力に影響します。すなわち、入力電力をP(W)入力電圧(実効値)をE(V)、インピーダンスをZとすれば、
P=E^2/Z
となるため、電力はインピーダンスに反比例、すなわちアンプの最大出力電圧が同じなら、インピーダンスが低いほうが入る電力は大きくなります。
では、インピーダンスは低いほどいいのかというと、最終的には入力電力と音圧レベルの両方で判断する必要があります。
たとえばスピーカーでよくあるのは8オームと4オームという場合です。
入力電圧が4Vだとすると、8オームの場合は4^2/8=2W、4オームの場合は4^2/4=4Wとなりますから、4オームのほうが2倍大きな音が出そうな感じがしますが、たとえば音圧レベルが、8オームのほうが86dB/W(m)4オームのほうが83dB/W(m)だったとしたら、同じ音量ということになります。(これは実際によくあるパターンです。)
もちろん音圧レベルが同じなら、4オームのほうが2倍出るということになります。
このようにインピーダンスと入力電圧、音圧レベルは総合的に考える必要があります。
今回のヘッドホンの比較では、話が複雑になるのであえてインピーダンスには触れないで書きましたが、今回のヘッドホンのそれぞれのインピーダンスは、
ATH-PRO700 36Ω(音圧105dB)
HDJ-1500 32Ω(音圧108dB)
となっていて、インピーダンスの点でもHDJ-1500のほうが有利ということでした。
そういうわけで、同じ入力電圧、音圧レベルであればインピーダンスが低いほうが有利ですが、あくまでも音圧レベルが同じという条件ですから注意が必要です。
投稿: DJ HIGO | 2014年1月13日 (月) 00時22分