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2012年12月30日 (日)

電気釜の電池切れ

朝、お湯を沸かしにキッチンに立つと何か違和感がある。

よく注意して目の前の光景を見渡すと、電気釜の時間表示が消えていた。電池切れである。
2004年の帰国時に購入したこの電気釜は時計がついていて、そのおかげでタイマー炊飯ができるようになっているのだが、その反面、その時計を動かすために内蔵されているリチウム電池が空になると時計が表示されなくなるのみならず、炊飯ができなくなる。(厳密にはコンセントを挿すたびに時間合わせを行えば炊飯はできるが、非常に面倒だ)
なぜこんな厄介な仕様にしているかというと、おそらく販促が目的だろう。1万円もしない電気釜を20年も使われたら商売が成り立たない。4~5年で電池切れが起こり、サービスセンターに持ち込んでの電池交換に1万円かかると言われたら多くの人が買い換えるだろう。
保証期間をちょっと過ぎると狙ったように故障する○ニータイマーと呼ばれる仕掛けがあるという噂もあるが、一年ちょっとで狙って故障するなど、おそらく20年故障しないことよりも難しい技術である。それにすぐ壊れるとなればメーカーの信頼にも傷がつくので、悩ましい。
そこへ行くと電池切れというのはもっともらしい仕掛けだ。
この仕掛けに似たもので、プリンターの「廃インクタンク満タン」というものがある。これはクリーニング用に使ったインクを捨てるためのタンクがいっぱいになったので、これを交換しないとこれ以上は動作できないというもので、メーカーに出して実際に廃インクタンクを交換するとともにメーカーにしかない特殊プログラムをつかってプリンターの内部記録をリセットしないと再び使えないという仕掛けになっている。しかもこの時に、メーカー側は純正インクのみを使っていたのか、安価な交換インクを使っていたのかを分析し、純正インクのみを使っていたユーザーはサービス料金を優遇するらしい。(これはまだ経験していない。)

さて、電気釜。電池切れは実は2回目だ。2004年に購入して、2008年末に1度目の電池切れが来た。分解して上述したような仕掛けになっているということがわかったので、引き出しに入っていたテキトーなリチウムボタン電池をつけておいた。そして今回の電池切れが2回目だ。2012年末。どうやらオリンピックイヤーの暮れに電池切れを起こす傾向があるようだ。
今回は引き出しに適当な電池は入っていなかったので、近くのホームセンターで買ってきた。

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これは売っていたボタン型リチウム電池の中で一番大きいもの。

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左が今回買ってきたCR2477。右が前回交換したCR2032。

4年前に交換したCR2032の公称容量は220mAh、今回買ってきたCR2477は1000mAhであるから、単純計算で4倍以上は持つはずだ。ということは次回の電池交換は16年以上先になるかもしれない。

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電池はハンダ付けする。あまり長時間加熱し続けると電池が劣化する可能性があるので注意が必要だ。

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交換終了。時計表示がよみがえって、電気釜もニコニコしているような気がする。

たとえば、このリチウム電池を充電式のものにしてトリクル充電回路でも施しておけば半永久的に電池交換は不要になる。でもそれでは風情に欠けるような気がしないでもない。
こうして何年かに1度、感謝の気持ちを込めて電池交換するのも悪くはないと思うのだ。

そういうわけで、きょうは動作チェックを兼ねて久しぶりにご飯を炊いて、買ってきたお刺身をおかずに夕御飯にしました。

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ついでに、きょうのキューピー3分クッキングでやっていた白なますを作ってみた。

白なますは大根、カブ、レンコンのなますで、3種類の野菜の味と食感が味わえる。
大根の千切りは試しに輪切りからの千切りと、桂剥きからの千切りの両方を試してみた。
(慣れないことをするから左手指を2ヶ所切った…)
輪切りからの普通の千切りはシャキシャキした食感になり、桂剥きからの長い千切りはコリコリするような、クラゲのようなちょっと変わった食感になった。

そういうわけで、電気釜の電池切れは、たまには自炊しろという神のお告げなのかもしれない。




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