ギメ美術館
パリ3日目は終日自由行動ということだったので、どこに行こうか迷ったのですが、この日は月曜日で、美術館などは休みのところが多かったのです。オルセー美術館はぜひとも行ってみたかったのですが、月曜日休館…
さいわい、以前から目をつけていたギメ美術館(Musee Guimet)はこの日もやっていたので開館と同時に入館です。
ギメ美術館はアジア美術専門の国立美術館で、ルーブルのアジア別館のような位置づけだそうです。
開館待ちをしていたのはわたしのほかには同じく旅行者らしい2人組で、あまり人気がないようです。
何なんでしょうこれは…
アジア各国の仏像をはじめとするかなりの数の像が展示されていますが、中でも印象的だったのはヤブユムです。
3面馬頭付き6臂4足ヤブユム立像ですね。
日本でもヤブユム坐像(対面座位)はたまに見ますが、ここまでてんこ盛りは珍しいです。
やっぱり仏様も鼻が邪魔なんですね。かしげています。
ヤブユムは普賢菩薩ということなのですが、こんな普賢はじめてです。
もちろんヤブユムばかり見ていたわけではありません。
フランスの地で見る東洋美術や仏像は、西洋人から見るとどのように見えるのかという意味で、新鮮でした。俯瞰で見るというか、客観視するというか。異国の文化に魅せられるという感覚があらためてわかるような気がします。
陶器のことはあまりよくわからないのでほとんどスルーなのですが、これは印象に残りました。というのはこれはイスラム陶器のラスターと色合いがよく似ているため、もしかしたらラスターの影響がでている中国陶器なのではないかと思ったからです。
ラスター彩陶は以前目黒の松岡美術館で見たことがあったのです。
夢中で見て回り、写真も400枚近く撮りました。
お腹がすいたので地下のレストランで食事です。
なんとかプレートというのがあって、なにかのセットらしいので、これを指さして、
「サ・シルブプレ」
卵焼き的な料理です。
シンプルですが、フランスで食べた料理の中ではおいしいほうだったと思います。
注文と会計をフランス語で済ませ、トイレの場所もフランス語で尋ねたりしましたが、
実はここの女性店員は日本語がペラペラでした。
ちなみにトイレはどこですか?は
「ウソン・ド・トワレ?」
です。
この日は帰りに凱旋門近くのCD・オーディオ・書店の総合ストア(ヨドバシ的な店)に寄って、Orquesta AragonとShakira、それにSimply Salsaという10枚組のオムニバスを買ってきました。
夜は今回一番楽しみにしていたといっても過言でない、リドのショーです。
つづく
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