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2012年8月 4日 (土)

【DJ講座上級編2】 DJ用PCのセットアップ(1)

はじめにコマーシャルです。
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前回から引き続きPCDJについてのお話です。
PCDJの利点は第一に機動性の高さが挙げられます。
小さなネットブックならば重量が1kgちょっとですから、HDD320GB搭載ならCD50枚と同じくらいの荷物でCDおよそ400枚分の音源を持っていくことができます。
また、会場にCDJなどの設備がない場合でも、PCをアンプにつなぐことさえできれば問題なくプレイできます。

DJ用のPCをセットアップするにあたっての第一方針は、いかに安価に仕上げるか、ということになります。DJ用のPCは消耗品だと考え、壊してしまってもそれほどダメージを受けないで済むように極力安く仕上げましょう。そしてその分CDに資金を回すのが良いと思います。
性能的な方針は、とにかく音質がまともであり、音飛びがしないこと。そしてメイン出力とは別に独立したヘッドホン用のモニタ出力を出せること。

以上の方針から、用意するPCはWindowsXP搭載のネットブックまたはノートPCがおすすめです。
現在のところWindows7で音飛びのないプレイをするのは技術的に非常に困難であると判断しています。

次に使用するソフトですが、Windowsで使用できるDJソフトはあまり選択肢は多くありません。
いちばん有名なソフトはTRAKTORですが、これは専用の外付けインターフェイスユニットを接続しないとヘッドホンモニターが使えない仕様になっています。
フリーウェアではMixxxというものがあり、これは非常によくできたソフトなのですが、使ってみた感じでは音飛びが起こりやすいという印象でした。
シェアウェアではZuluというものがありますが、このソフトはヘッドホンモニタが出せないため実用上問題があります。
私が現在使用しているソフトはMixvibes HOME Editionです。
このソフトはダウンロードで\2100と安価で、汎用のサウンドカードにも対応していますからセットアップの自由度が高く、機能も十分で使いやすいソフトです。

以上の条件でPCをセットアップします。
まず用意するPCですが、ハードディスク容量が320GB以上でWindowsXP搭載のネットブックまたはノートPCが3万円以下で入手できればベストだと思います。Windows7インストールモデルを購入して自力でWindowsXPをインストールしなおして使用する場合は、WindowsXP用のデバイスドライバが入手できるかどうか調べてから購入しましょう。
おすすめのソフトMixvibesは画面解像度が1024x768以上ないと画面からはみ出してしまいます。はみ出してもスクロールすれば問題なく使えますが、できれば全画面表示できたほうが使いやすいです。

WindowsXPをインストールするところから始める人のために、Windowsインストール時にできればやっておくといいことを先に書いておきます。
これは可能であればということで必須ではありませんが、音飛び対策としてはかなり有効だと思われるので、試してみることをおすすめします。
音飛びの原因として重大な位置を占めるものにACPIがあります。
Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)
とは、「進歩的構成と電源インターフェイス」
というわけで直訳してもさっぱりわかりませんが、これは電源管理のための機能で、基本的には消費電力を抑えることを主な目的として開発された仕組みです。
ところがこのACPIがコンピュータ制御時に割り込み要求(IRQ)を頻発したり、さらにはIRQのステアリング機能により各周辺機器のIRQ割付の動的制御を行う場合があり、これらが音飛びに深く関与しています。
そこで、このACPIの機能を盛り込まずにWindowsをインストールすれば、音飛びについてはかなり有利な状態になります。
WindowsXPのインストール最初の方のPress F6 key to install third party SCSI driversの場面でF5を押すと「HALの選択」という画面になります。通常ですとここでACPIが選択されるのですが、これを、
マルチコアCPUの場合は ”MPS Multiprocessor PC”
シングルコアCPUの場合は ”標準PC”
に設定します。
もしこれで各ドライバ読み込み後にブルースクリーンとともにSTOP 0x0000007Bのエラーが出た場合は、マザーボードのBIOS設定で、SATAのハードディスクの設定を確認し、これが”SATA”になっている場合は”IDE” または”Compatible” または”Legacy”に設定して、もう一度HALの選択からやり直します。
それでもエラーが出る場合はマザーボードやCPUがACPI前提で設計されている可能性が高いので、ここでの非ACPI化はあきらめます。

WindowsXPのインストールが完了したら、次の音飛び対策を行います。

・自動デフラグをOFF
・ネットワークを無効化(有線、無線ともに)
・ACPIを無効化
・使用しないハードウェアを無効化
・スタートアップやバックグラウンドの不要なソフトを無効化

内容の詳細については次回説明します。

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