アキバ散策記
最近は探し物はたいていネットで探して、欲しければワンクリックで通販ということになっているので、あまり買い物に出歩かなくなった。特にCDや書籍、パソコン関係のグッズなどはその傾向が強く、欲しいモノが決まっている場合はほとんどamazonで買ってしまう。
そんなわけで秋葉原にも足が遠のいていたので、きょうはふらりと出かけてきた。
まずは出口がわからない。
つくばエキスプレスが開通したり秋葉原UDXができたために、すっかり駅前の様相が変わってしまった。とりあえず電気街口に出てみて、少しほっとした。
中央通りをわたってラジオデパートに入ってみると相変わらずラジゴロ(ラジオゴロツキ)がうろうろしている。2階におおきな真空管屋が進出していてびっくりした。LED照明とケータイでテレビが見られる21世紀にも真空管がある。
ラジオデパートを出て裏通りに歩いていくと、呼び込みのメイドがうじゃうじゃいる。私が秋葉原デビューしたのは今から三十数年前のことだったが、そのころはまだメイドはおらず、かわりにゲイシャが呼び込みをしていたものだ。(うそ)
角を曲がって、千石、秋月(休み)、鈴商(休み)と流して、通りをわたって5555のヘッドホンショップへ。ハイエンド向けが多く、DJ用などはほとんどない。STAXを視聴して耳の保養などして、AKGの安いDJヘッドホンを買おうかどうしようか迷ったが、結局買わずに出てくる。
同じ通りに輸入食料品屋ができていたので入ってみると、世界中のお菓子やら調味料やら飲料やらが売られている。大量買いしたいのをぐっとこらえて、タイのグリーンカレーラーメン(120円)を一個買って出てくる。きょうの晩飯用だ。
グリーンカレーラーメン。味はまあまあ。
住友不動産ビル(これはちょっと前まで三菱銀行だったような)の裏手を入ってすぐのところに有名なおでん缶自販機スポットがある。買ったはいいが串も箸もないので食べるのを断念したという話を聞いたことがあるが、心配ご無用、串は缶の中に入っている。それにしても冷たいおでん缶は初めて見た。食してみたが、味付けが濃い目のようだ。
上段がつめた~いおでん缶。
相変わらずうじゃうじゃいるメイドの絶対領域をながめつつ、秋葉原に戻るか御徒町方面に抜けるかちょっと考えたが、まだ明るいので上野公園を目指すこととする。
途中、ガレージのジャンク屋でちょっと面白いものをGetしたがそれはのちほど紹介しよう。
そういえば、広小路に新しいSALSAスポットができたらしいので、ついでに確認しに行く。サルサバーココノツ。おおきな”9”のプレートが飾ってある。不忍通りの一本裏のキャバクラ通りの中程の角だ。ひいきの英鮨の斜向かいなのでわかりやすい。こんどついでがあったら来てみようと思う。
不忍通りを渡ればそこは一面の蓮池だ。
不忍池に沿ってしばらく歩くと、おおきな蝶を背負ったおばちゃんが。
むむ、できるな。おぬし。
もう少し時間が早ければ国立博物館か西洋美術館を流すところだったのだが、閉館30分前で慌ただしかったので諦めて帰途に。
さて、ガレージジャンク屋で買った本日の戦利品。
その1
(後ろは比較用のジャニスのLPレコード)
THIS IS ITのLPレコード!(うそ)
いや、THIS IS ITのLD(レーザーディスク)!(うそ)
なんだと思いますか?
そしてもうひとつ。
その2
(右は比較用のケータイ)
映画”哀愁”のサントラのカセットテープ!(うそ)
これまたなんだと思いますか?
【答え】
THIS IS ITは、USBメモリースティック版。
中身はこんなの。
限定商品で、2GBのメモリースティックにTHIS IS ITが収録されています。
定価6500円が800円!
哀愁は、microSD版。
中身はこんな。
ワンセグ用名画セレクション。定価2800円が200円!
ケータイで吹替音声で名画が見られます。
売れなかったんでしょうね。
やっぱり自分の足で歩くと、こういうおかしなものが見つかるので面白い。
たくさんの光景を見た日はよく眠れそうだ。
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