BLUE MOON
女性を誘って行ったバーで、カクテル”BLUE MOON”を注文されてしまったら、もうその先はない。
BLUE MOONは、英語圏では
”めったにない”
”ありえない”
などの意味に使われることが多いのだそうだ。
つまり、”BLUE MOON”を注文した女性は
”あなたとこれ以上のことはないわ”
ということを暗に言っているのだ。
ジャズのスタンダードに”BLUE MOON”という曲がある。
こんな内容だ。
”わたしがひとりぼっちでいつも寂しかったころ、青い月の光は大嫌いだった。でも恋に落ちてからは月は金色に見える”
ひと月のうちの2回目の満月をBLUE MOONという。一ヶ月を30日、月の満ち欠けの周期を29.5日とすれば、こういうことはたまにしかないということがわかるだろう。まさにきょう、8/31がBLUE MOON。8/2に続いての満月なのだ。今夜の夜遊びはきっと楽しいに違いない。
われわれ日本人にとって、”青い月”というのは、それほど違和感が無い。澄んだ夜に冴え冴えとした月灯りはまさに”あおい”と表現するよりほかにない。ざっと1000年以上まえの平安の昔から、われわれにとって月は特別な存在だった。日本最古の物語といわれる竹取物語でかぐや姫が帰ってゆく月の灯りもきっと青かったのではないだろうか。
ちなみに前回のブルームーンは2010年3月。しかもこれは2010年1月に続いて隔月のブルームーンで、こういうことはかなり珍しく、次に同じことが起こるのは2018年だ。
次回のブルームーンは3年後、2015年7月31日。その日にはきょうのことがもう遠い思い出になっている。
楽しいブルームーンの夜を。
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