2017年5月28日 (日)

2017/5/27(Sat) プレイリスト@日暮里サルー

ことしも夏が近づいてきましたね。夏へのわくわく感や、この季節にしかない感覚を選曲に盛り込めたらいいなと思います。

2017/5/27 Playlist

ボーカルのNORAさんは歌手生活35周年だそうです。

この歌はちょうど50年前の曲です。


超有名なジャズの名曲2連発です。


サルサの王道、エルグランコンボ。




今回はラテンポップス調のチャチャチャを選んでみました。

16 Bachata Rosa - MARLON
バラの季節はそろそろおしまいでしょうか……








27 Otra Oportunidad (Album Version) - Jimmy Bosch


楽しんでいただけましたか?
今回もあそびに来てくれてありがとう。
また次回お会いできるのを楽しみにしています。

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2017年4月23日 (日)

2017 4/22 プレイリスト@日暮里サルー

日暮里サルーで先月に続き2回目のDJでした。
前回はちょっと速めの曲が多かったという感想がありましたので、今回はかなり意識的にゆっくりめの曲を選んでみました。
いままでOn1をやってきたけどこの機会にOn2に挑戦します!という人が多いのではないかという想定で、序盤はon1on2どちらでも行けるキャッチーなヒット曲、中盤はチャチャチャを契機にラテンジャズ系のon2寄りの曲、終盤はクールダウンを兼ねてロマンチカ中心、という構成にしてみました。


4/22 Playlist@Salud

01 Sabes - Prince Royce
さわやかなプリンスロイスとルイスエンリケデュエットからスタートです。

若さあふれるアドレセンテ。

04 Burbujas de Amor - MARLON
Marlonの新譜出ました。この人の曲は春のイメージが強いです。


07 Lluvia - Alberto Barros
雨の日にかける曲です。雨(lluvia)をテーマにした曲は多いですね。

08 Si Hay Frio - Leslie Grace
マークアンソニーとデュエットしてるのかと思ったらちがいました。

09 Yo Soy Tu Amigo - El Gran Combo
エルグランの新譜から。歌がGirberto Santa Rosaに聞こえるんですが、ビデオを見るとちがうみたいですね。どうなんでしょう??

この曲はリッキー・マーティンのヒット曲ですが、CDがないのでカバー版です。

12 Margarita - Johnny Ray
映画のたき火のシーンで印象的に使われていた曲です。

14 Hey There! Lonely Girl - Cintron
この曲は昔からのヒット曲ですが、CintronのカヴァーでOn2にぴったりなロマンチカになっています。

この曲はジャズピアニストのDuke Jordan作曲で、彼の名前からJorduと呼ばれる名曲です。
16 NIGHT IN TUNISIA - SONORA PONCENA
これも有名なジャズのスタンダードですね。ピアニストのパポ・ルッカが率いるSonora Poncena楽団です。


19 Otra Oportunidad (Album Version) - Jimmy Bosch
スパニッシュハーレムオーケストラのトロンボニストで日本でも活躍中のジミーボッシュ。


この人のオルケスタはサウンドが豪華で、録音もとてもいいお気に入りです。

上のEl Nicheは70年代に多くの名作を残したIsmael Rivelaの曲ですが、Moriendo Cafeも同じく彼がsalsaでカヴァーしました。今回かけたのはIsmaelの甥っ子のMonchoの演奏です。

24 I'm Going to Shenzhen - Orquesta La Palabra
もうすでに新しくはないですが、チャチャチャのこういう表現もいいですね。

25 El Heredero Del Sabor - Herman Olivera
この人は上で紹介したJavielの新譜にも登場しています。

エディ・トレスはNYon2の草分けダンサーですが、彼の選曲集はアップテンポのロマンチカが多いんです。

28 Corazon Sin Cara - Prince Royce

ここからはクールダウンです。





34 Fabricando Fantasias - Tito Nieves
失われてしまった愛する人への祈りの曲です。



というわけで、2回目の日暮里サルーでした。
楽しんでいただけましたか。

遊びに来てくれてありがとう。
また次回お会いできるのを楽しみにしています。

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2017年3月26日 (日)

2017 3/25 日暮里サルーDJナイト プレイリスト

久々の出番でした。DJナイト@日暮里サルー。
今回はon2レッスンごということで、いつもよりon2系多めの選曲をしてみました。


スタートは春らしくバラのバチャータのサルサバージョン


ロイスとエンリケのデュエットです。


ちょっとJazzテイストが入るイギリスのAlex Willson

Edwin Sansは上のAlexのバンドメンバーです。

どちらもTonny SuccarプロデュースのMJカバー。



12 Thinking Of You salsa - Lenny Kravitz
大人っぽく気怠く踊ってください。


14 Apiadate De Mi - Victor Manuelle
この曲はちょっと特異な感じがすると思ってたら、キーがA#mなのです。

15 Celia's Oye Como Va (Oye Como Va) - Celia Cruz
最近のチャチャチャのお気に入り。

16 Night In Tunisia - Papo Lucca
超お気に入りのラテンスタンダードジャズ。sonora poncenaの2代目バンマスピアニスト。

18 Mama Guela - Spanish Harlem Orchestra
この攻め攻めのSHOがたまらんのです。



21 Amar Y Amando - Mario Ortiz All Star Band
この曲はラピュタに似てて好きなんですよ。

23 Street Life - FIESTA ORCHESTRA
かけたのはボーカルバージョンです。

24 Chevere - DON PERIGNON
本日2曲目のチャチャチャ


26 La Ultima Copa - Tito Puente y Eddie Palmieri
流れるようなグルーブのサルサですがけっこう速いです。

27 Hey There! Lonely Girl - Cintron
1969年にEddie Holmanがリリースしたのが元歌です。


29 Tu Me Estas Volviendo Loco - Eddie Torres
エディはNY On2の草分けですが、曲はロマンチカが多いようです。


31 Dame Cinco - MAMBO MANIA
ベートーベンです。

32 Chico Desperado - kei kobayashi
ナイトクラブ系サルサ?

33 Azul - christian castro
さわやかな青。


ブラジル、セルジオメンデスのボサノバのヒット曲。

36 WAVE - willie_rosario
同じくブラジルで、アントニオカルロスジョビンのヒット曲。巨匠ウィリーロサリオのカバー。


38 I'll Always Love You - Tito Nieves
ラストはいつも愛に満ちているティトニエベス。


いかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたか?
また次回お会いできることを楽しみにしています。

いつも遊びに来てくれてありがとう。

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2017年3月16日 (木)

福井謙二グッモニに出演しました

3月14日(火)、手作りアンプの会の代表として事務局長と一緒に 文化放送「福井謙二グッモニ」に出演しました。ラジオの生放送に出るのは初めてで、とてもいい経験をさせていただきました。生放送中はこんな感じです。

1
左から福井謙二さん、わたし、アンプの会事務局長三上さん、水谷加奈さん


2
ほとんど完全な脚本があってその通りに進行するのかと思っていたのですが、まったくそうではなく、簡単に流れだけ確認しておいてあとはぶっつけでした。大ベテランの福井アナ、美しくチャーミングな水谷アナ、そしてスタッフの皆様ありがとうございました。



3
終了後に記念写真。手に持っているのはヘッドホンアンプです。


【告知】
3/25(土)20:30~日暮里サルーにてDJします。19時からYukikoさんによるシャインとon2のレッスンがありますのでぜひご参加ください。

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2016年12月31日 (土)

よいお年をお迎えください

 ことしもあっという間に大晦日です。みなさんはどんな一年でしたか?ぼくは仕事の傍らオーディオとダンスに夢中だった一年でした。

 一昨日からきのうにかけて手作りアンプの会主催のアンプコンテストがあって、夏に製作したヘッドホンアンプを出品したところ、なんと優勝いたしました。ありがとうございます。製作記事はこちら

 ことしのしめくくりに、江戸時代の素敵な習慣をご紹介します。江戸時代の日本人は大晦日に家族で除夜の鐘を聴きながら七味五悦三会を話し合ったそうです。七味五悦三会とは、その年に出会ったおいしかったもの七つ、うれしかったこと五つ、すばらしい人との出会いを三つという意味で、ことしはこんな出会いがあったね、来年もいい年になりますように、という願いを込めるのだそうです。

 ことしもわたしを支えてくださったみなさまに感謝申し上げます。よいお年をお迎えください。

Ume
今年は開花が早い梅

Sakura
なんと桜も咲いていました。(12/30、中野島忠近く)

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2016年9月 8日 (木)

2016/9/7 DJナイト プレイリスト@新宿レオン

今年の夏はいかがでしたか?
ぼくは暑さがなんとなく物足りない印象の夏でしたが、しっかり夏バテはしています(^-^;
今回は秋を感じさせる選曲をしてみました。サルサの曲の季節感で一番多いのが夏から秋にかけてだとぼくは思うのですが、どうでしょうか。また、今回は夏の疲れを癒やす女性ボーカルも多めに選曲してみました。


9/7 PLAYLIST

01 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU - Orquesta De La Luz
秋にふさわしいロマンチカ。往年の名曲カヴァーから。

02 Las Flores Apasionadas - salsa Peanuts
youtubeにないのでタワレコの試聴をどうぞ。作曲はベートーヴェンです。

なぜ太ると力士みたいな声になるんでしょうか。

06 Margarita - Johnny Ray
この曲は映画版の方が好きなのですが、こちらの方が踊りやすいですね。

07 Mi Libertad - Jerry Ribera
ラッパーのVoitioとのFeaturingです。いちど聴いたら忘れられないVoltio。個人的にはボヤッキーと思っています。(ぼやいてるようにきこえるので)

08 Peligroso Amor - Jose Alberto
この曲はとても多くの人がカヴァーしていまね。「危険な恋」

09 Tranquila (Featuring NG2) - JAVIER FERNANDEZ BIG BAND
このアルバムはとっても録音がいいんですよ。

MJのサルサカバーならこの人!

12 OXIGENO - WILLY CHIRINO

13 Te Extrano (Bachata) - XTREME

15 Ain't Nobody - Alex Wilson
イギリスのサルサを2曲。



19 Chico Desperado - kei kobayashi
かけたのはkei kobayashiによるリミックス版です。

20 Celia's Oye Como Va (Oye Como Va) - Celia Cruz
チャチャチャ。サンタナの大ヒット曲。Celia版は不思議とモダンな感じがします。


SHOは都会的ですね。


いつも秋味なヴィクトルマニュエル。


26 Without You - Tito Nieves
ラストは大好きなこの歌。


というわけで、プレイリストお楽しみいただけましたか?

今回も遊びに来てくれてありがとう。

またお会いできる日を楽しみにしています。

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2016年9月 2日 (金)

選曲論【1】 

DJ選曲論というカテゴリーを作っておきながら選曲論を書いていなかったのは、体系的に書くのが難しいということと、主観的な話が多くなる可能性が高いからです。DJの役割は何かといえば、第1に踊りに来た人に楽しんでもらうこと、第2に曲を作ってくれたミュージシャンの気持ちを踊りに来た人に伝えることです。ですから、選曲、曲順、音質において最善を尽くすことがとても大事です。
ぼくがこれから書く選曲論は、ぼくの個人的な選曲論であって、これが絶対だということではありません。技術論とちがって、客観的に正しいという根拠はあまりなく、経験的にどうすればいいかという経験則や主観が多くなると思いますので、そのつもりで読んでください。

みなさんはだれかに自分で選曲したテープかCDをプレゼントしたことがありますか?おそらくそのときは入れたい曲の候補を出しておいて、次にテープかCDの長さに収まるように曲を厳選して、最後に曲順を考えたのではないでしょうか。一曲目はわりと明るくさわやかで、耳に心地よい曲、ラストの曲は気持ちのこもった、夢見のよさそうな曲……
パーティーでDJをやるときの選曲もほとんどこれと同じです。

今回選曲論を書くにあたっては、DJスタートはお店でのダンスレッスン終了直後からということで、最初から一定数のお客さんがいるという前提とします。また、この選曲論はサルサパーティーを前提としています。

まず、全体の持ち時間をどのような流れにするかをおおざっぱに決めます。

①スタート……誰もが知っているワクワクするようなヒット曲から。ただしテンポはゆっくりめ
②序盤終わり~中盤……少しアップテンポの、踊りやすく聴きやすい曲
③中盤~……Jazzyなおとなの曲。ミッドナイト感を出す
④終盤前……最後の盛り上がりを演出するアップテンポの曲
⑤終盤~エンディング……クールダウンにロマンチカを中心とした選曲
⑥ラストソング……しあわせな気分で帰れる、夢見のいい曲

ぼくは毎回だいたいこんな感じで流れを作っています。
最初の数曲はレッスン明けですから、ダンス初心者が練習がてら踊れる、ゆっくりめでキャッチーな曲がいいと思います。ツカミですから誰でも知ってるヒット曲がいいですね。ただ、最初の一曲目はレッスン明けでちょっと休憩とか、飲み物を注文しに行く人も多いので、ゆっくりめということは意識せず、ツカミということだけ考えてもいいかもしれません。

つづく


【コラム】曲順はスキーゲレンデのように
どんなにスキーが好きな人でもリフトから降りたとたんに崖のような急斜面では引いてしまいますよね。最初は緩斜面から入って、少し急斜面が続いた後、少しコブのある斜面、休憩所、緩斜面、急斜面……そんな感じでゲレンデは構成されていると思います。
また、あたりまえですが途中が壁で行き止まりとか、崖!とかいうことはあってはいけません。
選曲もゲレンデと似ていて、選曲にはダンサーを退屈させない緩急をもたせながら、壁や崖や段差がなくなめらかにつながっていくということを意識するといいと思います。

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2016年8月 4日 (木)

無帰還電流駆動ヘッドホンアンプの製作

今年の夏はまだそれほどの暑さではないですね。そうはいってもカンカンに発熱するA級アンプは夏には不向きで、ぼくもお気に入りの無帰還電流駆動アンプを使うのをあきらめて、デジタルアンプで音楽を聴いていました。デジタルアンプもまあ、わるくないのですが、なんとなく音楽に身が入りません。そこで無帰還電流駆動ヘッドホンアンプを作ってみました。今回はその製作記事です。
(なお8/3のプレイリストはこの記事の前の記事です。)

今回製作したヘッドホンアンプは、以前このブログで発表した無帰還電流駆動アンプとまったく同じ原理で、ヘッドホン用に動作規模を縮小したものです。図1に回路を示します。

20160803hpa00
    図1.ヘッドホンアンプ回路図


入力回路はゼロバイアスの2SK117です。今回は電源電圧が±4.8Vと低いためGRランク品を使用してドレインの直列抵抗を省きましたのでスッキリしました。2段目のダイオード接続のQ7,Q8は、以前のパワーアンプではアイドリング電流の熱暴走を抑えるために終段のデバイスと熱結合していましたが、今回は熱結合は不要です。よって基板上に配置します。今回熱結合をする箇所はカレントミラーのQ3とQ4、Q5とQ6の2カ所です。これもヒートシンクなどは必要ないので、それぞれのトランジスタ同士をグリスを塗ってネジ止めまたは接着し、基板上に配置します。
ペア取りはJ1とJ2、J3とJ4、Q1とQ2、Q4とQ6です。FETはIdssを、TRはHFEをそろえてください。
この回路では終段のアイドリング電流を60mA狙いで設計しています。もし大きくずれるようでしたらR7,R8を増減して調整します。(アイドリングはVR1によってオフセットを0に調整した状態で確認します。)
出力のR10は出力オープン時に出力が暴れるのを軽減する目的でつけています。ただオープン時に出力が暴れてもとくに問題はないので省いてもかまいません。

次に電源および保護回路を図2に示します。

20160803hpa00_2

  図2.電源と保護回路


今回のアンプは1.2Vニッカド電池を±各4本使用して±4.8V電源としました。ニッカドはあるイベントでいただいてきた800AR(写真1)というものを使用しています。この電池は単三電池よりやや大きめでホルダーがないため、半田付けで組込とし、ACアダプタによって充電できるように充電回路をつけました。

Photo
 写真1.ニッカド電池800AR


【充電回路】
この電池は800mAhなので、0.1Cで16時間とすると80mAで16時間の充電が基本です。定電流回路を使えばこの仕様通りの充電ができますし、たとえば800mAで1.6時間の急速充電などということもできます。しかしながら定電流充電では満充電を超えて充電した場合に発熱や、過充電による電池の劣化ということが起こりやすいので、タイマーやΔV検出などといった工夫が必要で、回路が複雑になります。
最も簡単なのは抵抗で擬似的に定電流回路を組むやり方で、たとえばこの直列で9.6Vの電池を24Vの電源で充電したい場合は、24-9.6=14.4Vを80mAで消費する抵抗14.4/80=180Ωを直列に入れればほぼ一定の80mAで充電することができます。ただ、この方法でも過充電の可能性が払拭できないことと、充電時間を短縮するために電流を上げるとさらに過充電リスクが高まります。
そこで今回は満充電電圧ぎりぎりの12Vのアダプターを使って、制限抵抗をつけて、充電開始時は300mA超の電流を流し、すぐに充電電流が低下していき6-7時間で満充電、その後は40mA以下でトリクル充電状態になるようにしました。トランジスタQ6は充電電流をモニタし、満充電時にはLED1を消灯します。満充電で消灯するようにした理由は後で説明します。
エネループなど、ほかの充電電池を使用する場合は充電回路の定数を変更する必要があります。自力で定数決めをする自信のない方は、電池を交換式にして充電は専用の充電器でおこなってください。交換式にしておけば、普通の乾電池でも使用できます。

【保護回路】
今回のミューティング&保護回路も前回の電流アンプと同じく出力短絡型です。つまり、ミュート時にリレーがOFFになり出力をGNDに短絡します。
パワーアンプの多くの典型的な直流保護回路はトランジスタのVbeを利用しておよそ0.6~0.7Vの直流電圧が検出されると動作するように設計されています。8Ωで0.65Vとするとおよそ50mWです。通常のスピーカーで50mWというとかなり余裕がありますが、ヘッドホンでは微妙な値です。そこで、インターネットでヘッドホンの最大入力を調べたところ、16Ωで最大10mWというものが見つかりました。おそらくもっとも繊細なものでこの程度でしょう。直流ということもあるし、余裕を見て8Ω5mWでプロテクトがかかるようにするとすれば、E^2/8=0.005なので、E=0.2V、つまり0.2Vでプロテクトがかかればいいわけです。ただトランジスタのVbeは下げられませんから、従来の方法に対してなにか工夫が必要です。オペアンプやコンパレータを使えば簡単にできそうですが、回路規模が大きくなるのでめんどうです。
そこで今回ぼくが考え出したのはショットキーダイオードを使って基準電圧に下駄を履かせる方法です。D1~D4によってVbeに下駄を履かせて、直流検出電圧を実測で約±0.15Vにすることができました。やったね\(^o^)/
それから今回のアンプでは電源電圧が±4.8Vと低いため、ミューティング用のリレーを動作させる電圧を高く取りたいことと、±の電池を等しく消費したいということから、リレー回路の電源を±から取れるように工夫しました。
もう一つ工夫した点があります。今回も前回と同じく出力短絡タイプの保護&ミューティング回路ですが、電源OFF時に出力がミュート(短絡)される前にアンプの電源が低下してアンバランスになると大きなポップノイズがでます。それを解消するため、アンプ回路の電源ラインに1000μFのOSコンをつけて、リレーが完全にOFFになってアンプ出力が短絡されるまで時間を稼ぎます。リレーは瞬時に遮断できるように1000μFからダイオードD7、D8で隔離して電源を供給しています(±Vp)。

【シャーシ組み込み】
今回は電池組み込みなのでケースは大きめにしないといけません。なにかいいケースはないかとあちこち探して歩いたのですが、どうも気に入るものがありませんでした。夜になると我が研究室にも蚊が出るのでキンチョーの渦巻きを取り出して火をつけようとしたそのとき、はっ!と思いました。


Photo_2
 写真2.キンチョーの夏


Photo_3
写真3.充電時


写真2は使用時、写真3は充電時です。
充電は夜寝る前に開始すると朝には完了し、赤色LEDは消灯します。これは夜火をつけた香取線香が朝には消えているということを模した作りになっています。


Photo_4
写真4.組み込みの様子

写真4に組み込みの様子を示します。
基板はL字金具でふたに固定しています。電池は重量バランスが偏らないように±を2カ所にわけて配置しています。電池は底を段ボール紙で絶縁し、底と側面を両面テープでシャーシに固定して、配線端子はホットボンドでモールドしました。
シャーシのアースは電池の±中点から基板固定のL字金具に接続します。


Photo_5
写真5.基板の様子

写真5に基板を示します。
この1枚にアンプ両チャンネルと保護回路、充電回路がすべて実装されています。
基板の左右端から信号が入り、基板中央に出力がくるようにしています。こうすることで左右共通の保護回路と電源用のコンデンサ出力を中央に効率よく配置できます。


Photo_6
写真6.パネル

写真6はパネル面です。中央に電源トグルスイッチ、上方に充電用ACアダプタジャックと充電LEDが配置されています。左に入力ピンジャック、右にヘッドホンジャック、中央下側に入力ボリュームを配置しました。


【調整方法】
組み上がったらまず入力にショートプラグ、出力に30Ω前後のダミー負荷を接続し、VR1をセンターにします。R4に電圧計をつなぎ、電源を入れてアイドリング電流をチェックします。アイドリングは60mAを狙っていますので、R4両端の電圧が200mV前後になっていればOKです。次に出力のダミー抵抗両端の電圧をモニタし、出力が0mVになるようにVR1を調整します。1時間ほど追って調整すればOKです。
アイドリングは50~70mAになっていれば問題はないと思いますが、かけ離れている場合は回路が間違っていないか確認し、調整の必要がある場合はR7,R8を30~47Ω程度の間で替えてみてください。


【特性】
図3に33Ω負荷の歪率雑音特性、図4に100Ω負荷の歪率雑音特性を示します。左右がそれぞれLRチャンネルです。

Lr33_2
図3.歪率雑音特性@33Ω


Lr100_2
図4.歪率雑音特性@100Ω


左右でおおむねそろっていて、ボトムで0.03%程度となっています。無帰還アンプとしてはまあまあのレベルではないでしょうか。


図5に100kHz矩形波の出力波形を示します。左が33Ω負荷、右が100Ω負荷です。

33_100100khz
図5.100kHz矩形波出力(33Ω、100Ω)


今回は補正なしでピークもなくきれいな特性になりました。
-0,-3dBの周波数特性は800kHz(33Ω)、500kHz(100Ω)でした。


出力オフセットの実測値を表1に示します。


表1.出力オフセット(30Ω負荷、L/R)
Photo_7

オフセットは通電直後で-11mV、そこから徐々に調整値に収束していき1.5mVで安定状態となりました。ドライヤーによる強制加熱では最大28mV、電池切れ時のダウン直前に24mVを観察しました。このことから2倍のマージンを見て最大でも50mVには収まるのではないかと考えています。


仕様のまとめを表2に示します。

表2.無帰還電流ヘッドホンアンプ仕様
Spec

出力インピーダンスは、33Ω負荷時と1kΩ負荷時の信号振幅の連立によって算出しました。


【本機の音】
ヘッドホン3機種によって試聴しました。
①HDJ-1500(Pioneer、32Ω)
②MDR-A60(SONY、16Ω)
③ER-4S(Etymotic、100Ω)

①HDJ-1500(Pioneer、32Ω)
全帯域にわたってメリハリのきいたクリアな音で鳴りました。
インピーダンス特性を図6に示します。

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図6.HDJ-1500インピーダンス特性

90Hz、750Hz、4kHzにピークがあり、高域では徐々にインピーダンスが上昇しています。
90Hzのピークがやや大きいですが、全体としては電流駆動に対してバランスがいいと思います。


②MDR-A60(SONY、16Ω)
このヘッドホンはバーチカル型といって耳に直角に入るめずらしいタイプです。非常に軽量で、HDJ-1500のような圧迫感がないにもかかわらず、外観からは想像できないような重低音が感じられます。全体としても解像度の高いとてもいい音で鳴りました。
インピーダンス特性を図7に示します。

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図7.MDR-60Aインピーダンス特性

212Hz一カ所に大きなピークがあるため、低音が強調される傾向が強いようです。



③ER-4S(Etymotic、100Ω)
これはカナル型として高評価のイヤホンです。
このアンプでは、高域が強調されてガチャガチャした印象の音になってしまいました。電流アンプとの相性はあまりよくないようです。
インピーダンス特性を図8に示します。

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図8.ER-4Sインピーダンス特性

2.59kHzのピークと5kHz以上の高域の上昇が大きく、聴いた印象と一致しています。


【その他】
・電池の終了電圧は+側が2.8V、-側が1.84Vでした。このことから電池は±3本ずつの計6本でも可能です。



そういうわけで、発熱が少なく環境にも優しいこのアンプで音楽を楽しんでいます。しばらくアンプのことは忘れて音楽を楽しみたいと思います(^-^)

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2016/8/3(水) DJナイト@レオン プレイリスト

いよいよ夏ですね。短い夏を思いっきり楽しみましょう。
今回は夏らしい曲を集めてみました。


8/3 Playlist

01 Como Sucedio - Tito Nieves
02 I Want You Back - Tonny Sccar
優しさがにじみ出るティト・ニエベス。I WANT YOU BACKはワクワクする曲ですね。

03 DANCE HA UMAKU ODORENAI - Alberto
ダンス楽しく踊れればいいんだよ。でも上手に踊れるともっと楽しくなるかも。

伊藤ユミさんのご冥福をお祈りいたします。

05 Crazy Crazy - Leslie Grace
新譜から。




永遠の人気定番曲。

この夏感がたまりませんね。

12 Darte un Beso - Prince Roice
今年も人魚姫に出会えましたか?

ヴィクトルは女性にすごく人気があるんですね。


16 NIGHT IN TUNISIA - SONORA PONCENA
ジャズの名曲です。



20 Mala Mujer - Willie Rosario
ウィリー・ロサリオはあまりかける人がいないのですが、ぼくは大好きです。あたたかな曲調と甲高いホーンセクション。




24 Como Volver A Ser Feliz - Luis Enrique


いかがでしたか。楽しんでいただけけましたか?

いつも遊びに来てくれてありがとう。

また次回お会いしましょう。

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2016年5月 5日 (木)

5/4 DJナイト@新宿レオン プレイリスト

GW後半のスタートです。お天気にも恵まれましたね。

5/4 Playlist

01 Que Locura Fue Enamorarme De Ti - DLG
02 No Morira (No Matter What) - DLG
Que loca…のブレイクが入るこのアレンジはオリジナルよりも有名かもしれません。踊もブレイクがキマるとクールですね。

07 A Puro Dolor - N'Klabe
最近来日したばかりのエンクラーベ

12 Hay Algo En Ti - Marlon
春から初夏に良く合うマルロン

16 Hey There! Lonely Girl - Cintron

18 Felicidad - JAVIER FERNANDEZ BIG BAND



23 Azul - Christian Castro
たまーにかけるといいですね。



26 Will You Still Love Me Tomorrow - Leslie Grace
あしたもわたしのことを愛してくれる?

27 Yo No Se Manana - luis enrique
あしたのことはわからないよ。世界がどうなってるかも。だから今この瞬間が大事なんだ。

夜聞こえてくる甘いギターの音を聴きながらあしたの夢を見る…

29 Without You - Tito Nieves



遊びに来てくれてありがとう。
また次回お会いできるのを楽しみにしています。

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